粘着シートや超音波を試したのに、ネズミ駆除が成功しない。そんな方へ。
シートは家じゅうに並べたのに、天井裏の足音は止まらない。くん煙剤を焚いて数日は静かだったのに、また夜に音がする。よくある場面だ。
道具を替えても成功しないのは、ネズミが居続ける原因が、家に残っているからだ。台東区の保健所の資料は、防除の基本を、餌をなくす・入口をふさぐ・巣をつくらせないの3つとしている。罠や殺鼠剤(毒エサ)は、補助の手段だという。
見る所は3つ。ふさいだのに跡が続くか、罠を避ける様子があるか、食べられる物が出ていないかだ。

まもる君やり方が悪かったんでしょうか…



やり方より、原因が残ってたことのほうが多い。順に見ていく。
この記事は、駆除業者ではない立場から、試した道具ごとに、成功しなかったわけを表にした。自分で続けていい所と、調査で見てもらう所の線も、表と枠で引いている。
俺はこのブログで案内役をやってる親方だ。
借りている家の方と、音だけでネズミか分からない方は、先に③-1を読んでくれ。業者に頼んだのに戻ってきた方は、業者の駆除が意味ないと感じたときの記事が近い。
表は、いま困っている列を見て、気になる会社を2社まで絞る使い方でいい。ボタンを押すと公式サイトが開き、そこで電話かフォームを選ぶ。最初の連絡で何を聞くかは、⑤-2にまとめた。
表の会社は、どれも対応する地域が限られている。お住まいの地域が入っているかは、リンク先で確かめてくれ。
害獣駆除、どこに頼めばいい?
◎の数より、いま困っていることの◎で選ぶのがコツ。
迷ったら、この順番なら失敗しにくい
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※◎・○・△は各社が案内しているサービス内容をもとにした当サイトの比較目安で、ランキングではありません。到着時間・料金・保証・対応地域は、地域や建物、被害の状況により異なります。最新の条件は各社の案内でご確認ください。
表を見たからといって、今日どこかに決めなくていい。自分で続けていい所かどうかは、③の表で分かる。ふさいだのに戻ってくるのが気がかりな方は、②-1から読んでくれ。
ネズミ駆除が成功しない理由:効果なし・捕まらないのは道具より原因


粘着シートも超音波も、道具としては一つの手だ。それでも成功しないのは、道具が悪いからとは限らない。まず、試した道具が何をするもので、どこでつまずくのかを見る。
Xには、同じところで止まっている人がいる。天井裏に何かいて、粘着の罠を数か所に置いたのに、一向に捕まらない、という投稿だ。
ネズミと決まったわけではない。それでも、罠を置いたのに捕まらず、困っている気持ちは伝わってくる。次の表で、道具ごとの理由を見てくれ。
試した道具ごとに、うまくいかなかったわけを見る


次の表は、道具ごとに、何をする道具か、うまくいかないときに多い理由、残っている原因を並べた。商品の良し悪しは決めない。
出典:台東区台東保健所「ねずみ防除のてびき」、大手メーカーのネズミ用忌避剤の製品ページ。
捕る道具は、クマネズミと餌でつまずきやすい。追い出す道具は、入口が残っていれば戻る。どちらも、右の列の原因が残っている限り、道具を替えても同じことが起きやすい。
殺鼠剤を使うなら、製品の表示を守ってくれ。この記事では、置き方は書かない。



シートは家じゅうに置いたのに、一度もかからないんです…



置いた数より、なんで避けるかだ。次の節から、理由を見ていく。
超音波とバルサン(くん煙剤)で、ネズミが戻る理由


超音波の機械は、音でネズミを追い出すとされる道具だ。消費者庁は、超音波や電磁波でネズミを家から追い出すと表示したのに、効果が認められず、根拠のデータもなかった例を挙げている。これは、表示の決まりの説明にある例だ。
すべての製品が効かないという意味ではない。ただ、追い出す道具は、入口を閉じてはくれない。
くん煙剤(バルサンなど)は、虫を駆除する殺虫剤だ。バルサンの公式サイトを見ると、効果・効能の欄に並ぶのは、ゴキブリ、ダニ、ノミなどの虫で、ネズミは書かれていない。
ネズミを追い出す煙のタイプを出すメーカーもある。それは殺虫剤ではなく、追い出しの道具の仲間だ。



虫用の煙と、ネズミ用の煙は、別の製品なんですね。
ネズミ用の忌避剤(においで寄せつけない薬)にも、においに慣れたネズミには効果が出にくい場合がある、と注意書きをしている製品がある。
追い出す道具を使うなら、出ていったあとに入口をふさぐところまでが一組だ。入口の話は、②-1でする。
出典:消費者庁「不実証広告規制」、バルサン公式サイト(レック)。
成功は、捕った数ではなく、跡が止まったかで見る


捕れたかどうかで、成功を決めないほうがいい。見るのは、跡(ラットサイン)だ。フン、かじり跡、こすり跡(体の汚れで黒ずんだ通り道)、夜の足音のことをいう。
次の表で、跡を見る4つを、一時的に止まっただけのときと、成功に近いときで比べた。
何匹か捕れても、入口が残っていれば、別のネズミが入ってくる。成功は、跡が止まり、入口がふさがったかで見る。
害獣プロガードは、ネズミの説明に、粘着シートやくん煙剤での追い出しに加えて、ラットサインを特定し、侵入口をふさぐと書いている。跡と入口から見てもらいたいときの候補になる。
対応は12都府県で、お住まいの所が入るかは、リンク先で確かめてくれ。
ネズミ駆除できない原因は3つ:入口が残る・クマネズミ・餌が豊富


成功しない原因は、主に3つある。1つだけのこともあれば、重なっていることもある。家で起きていることから、当てはまりそうな行を選んでくれ。
たとえば、クマネズミが高い所の入口から入り、台所の餌に通っている、というように、3つは重なりやすい。
侵入口が残っている:捕っても追い出しても、また入る


入口が残っていれば、捕っても、追い出しても、外から次のネズミが入ってくる。台東区の保健所の資料は、直径1〜2.5cmの穴があれば、ネズミは通れるとしている。
跡の近くにすき間があれば、そこを出入りに使っている可能性が高い、と東京都の保健所の資料にもある。
- 破損している床下の換気口
- 外壁のエアコン配管のまわり
- ふたが開いたままの換気扇
- 洗濯機の排水口のまわり
- 天板(天井の板)のずれ
- 配電盤のすき間(自分でふさがない)
床下の入口と、床下に入らずにできることは、床下ネズミ駆除の記事に書いてある。
ふさぐ材料と、自分でふさがない所を、次の表に分けた。
厚手の板・パテ
モルタル 公的機関の資料で挙がる材料
新聞紙
ガムテープ 巣の材料にされることもある
屋根・高い場所 電気工事・高所作業は無理をしない
出典:台東区「ねずみ防除のてびき」、東京都多摩府中保健所「ねずみ対策」。
入口は1つとは限らない。見つけた所をふさいでも音が続くなら、ほかにも入口がある。高い所や天井裏の奥にあると、自分では見つけにくい。
ペスコンproの公式サイトは、ネズミの事例の画像に、床下と基礎まわりの確認、侵入口の候補の確認、写真での報告を載せている。
自分では見えない所の入口を探してもらうときの候補になる。対応は首都圏が中心で、お住まいの所が入るかは、リンク先で確かめてくれ。
クマネズミ:罠を避け、毒エサを食べにくい


クマネズミは、警戒心がとても強く、罠にかかりにくく、毒エサもなかなか食べない。台東区の保健所の資料は、カゴ式の捕獲器ではクマネズミは捕れないとし、薬に強い個体もいるとしている。
高い所に登るのが得意で、生息場所に、天井裏や壁の中を挙げる資料もある(東京都多摩府中保健所)。
Xには、罠を置く場所に自信があったのに、捕まらなかった人もいる(2026年)。
投稿には、どんなネズミかは書かれていない。クマネズミと決まるわけではないが、「気づかれたか」と感じる人は多いだろう。
- 足音が、天井裏や壁の中から聞こえる
- 置いたシートを避けた跡がある
- 毒エサが減らない
- 電線や配管を伝って、高い所へ出入りしていそうだ
特徴が当てはまっても、自分では続けられないと決まるわけではない。東京都多摩府中保健所の資料も、根気がいると書いている。
ただ、通り道が天井裏の奥や高い所にあると、道具を置く所も、入口を探す所も、手が届きにくい。



避けた跡があるなら、通り道はそこで合っているのかもしれませんね。
餌が豊富:罠のエサに寄らず、数も減らない


家の中に、いつでも食べられる物があると、ネズミは罠のエサに寄る理由がない。
台東区の保健所の資料は、いつでも食べられる状態は、ネズミを飼っているのと同じだとしている。餌が豊富だと、たくさん子どもを産む、ともある。
- 出しっぱなしの食品。袋のままの乾物
- ふたのない生ごみ
- ペットの食べ残し
- 仏壇のお供え物
- 観葉植物や球根
- 巣の材料になる紙・布・ポリ袋
家の中をきれいにしていても、家の外の餌が残ることがある。台東区の資料は、屋外のネズミ対策でも、ごみの管理が効果的だとしている。
ネズミ駆除は何が効く?一番効くのは何かより、自分で続ける線を決める


「何が一番効くか」の答えは、道具の名前ではない。原因に合わせて、餌を片づけ、入口をふさぎ、巣をつくらせない順番が、いちばんの近道だ。
そのうえで、自分で続けていい所と、調査を頼んだほうがいい所を分ける。
先に確かめる2つ:借りている家と、ネズミかどうか


道具の話に戻る前に、確かめておくことが2つある。
ハクビシン、タヌキ、アライグマなどは、市役所の環境保全担当や、東京都の鳥獣保護管理の窓口に相談するよう、東京都多摩小平保健所のページが案内している。ハクビシンかもしれないときは、ハクビシンの記事がある。
音だけでネズミと決めない見方と、ネズミの依頼先の選び方は、この記事にまとめてある。


「一番効く」は原因で決まる:自分でできることと、難しいこと


原因ごとに、自分でできることと、自分では難しいことを分けた。右の列は、自分で続けていいかを見る目印だ。
左の2列を続けて、跡が止まるなら、自分で続けていい。自分で済むなら、業者に頼まなくていい。
粘着シートの置き方は、台東区の資料が、通り道や壁ぎわに寄せ、周りの様子を変えず、根気強く続けるよう書いている。そこが合っていて捕れないなら、①-1の表に戻ってくれ。



道具の名前を探すより、原因をつぶす順番を見な。
業者の調査を頼む目安


自分で対策するのが難しいときや、対策しても改善しないときは、専門業者に相談するのも一つの方法だ、と大田区は案内している。
- 入口をふさいだのに、音やフンが続く
- 入口がどこか分からない。高い所にありそうだ
- 置いた道具を避ける。毒エサが減らない
- 通り道が天井裏の奥・壁の中・床下の奥で、自分では見られない
- 配電盤や電気の配線のまわりに跡がある
当てはまらなければ、③の表の左を続けて、①-3の表で跡を見ていけばいい。
自分でふさいだあとに、また音がしたときの動き方は、再発したときの記事にも書いてある。
被害の様子と住まいを選ぶと、相談先の候補と、頼む前に確かめることが出る表を用意した。頼むかを決める前の下調べに、使ってくれ。
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ネズミ駆除を成功させる調査:見てもらうことと、調査のあと


業者に頼む場合、作業は調査から始まり、捕獲と入口の修繕、そして効果の確認へと進む、と東京都の読本(平成24年発行)は書いている。
成功させるには、捕ってもらうことより先に、何を見てもらうかが大事だ。
調査で見てもらう5つ


調査では、次の5つを見てもらう。右の列は、見てもらうときに聞くことだ。
調査を頼むときは、「入口と種類を見てほしい」と伝えるだけで、話が早い。
調査の日までに用意しておくこと


この3つがあれば、調査で同じことを一から説明しなくていい。



失敗したことも、ちゃんと役に立つんですね。



失敗のメモは、入口の手がかりだ。
調査のあとで確かめる3つ


- 入口をふさぐ作業が入っているか(どこを、何か所、何で)
- 効果の確認があるか(作業のあと、何で確かめるか。何回来るか)
- 戻ったときの対応(保証の対象と、点検があるか)
見積書で、入口をふさぐ作業の行を見る方法と、断るときの言い方は、見積りの記事に書いてある。


調査のあとに、見積もりを見て決めていい。その日に決めなくてかまわない。
害獣セーフガードは、提携ページの質問に、現地調査にも費用がかかるのかと答えている。
作業内容によっては調査に費用が発生する場合があり、その場合は作業を始める前に説明する、という書き方だ。対応は東海・関西・東京・神奈川・北陸の一部で、お住まいの市区町村が入るかは、リンク先で確かめてくれ。
提携4社の公式サイトで読む、調査と入口の書き方


ここからは、紹介している4社の公式サイトを、調査・入口・作業後の確認の書き方で読む。どこが成功しやすいかではなく、何が書いてあり、何を聞けばいいかを見てくれ。
4社の公式サイトの表記:調査・入口・作業後の確認の行で


次の表は、公式サイトに書いてあることを、行ごとに並べた。欄の並びは、順位ではない。
表は、公式サイトに書いてあることを並べただけだ。書かれていないことは、対応していないという意味ではない。
4社を地域や困りごとで並べて比べたいときは、比較の記事に表がある。


書かれていないことは、最初の連絡で聞く


- 調査で、入口とネズミの種類まで見てもらえるか
- 入口をふさぐ作業と、作業のあとの確認が入るか
- ここまで自分で置いた道具を、調査の日までどうしておけばいいか
④-2のメモと写真があれば、電話やメールでも状況を伝えやすい。表で「書かれていない」とした所も、このときに聞く。
対応エリアの外なら、お住まいの保健所や市区町村の窓口へ相談してくれ。
2社以上に同じ3つを聞いて、答えをそろえてから選んでもいい。
害獣セーフガードは東海・関西・東京・神奈川・北陸の一部、ペスコンproは首都圏が中心だ。3枚目に出る会社も含め、お住まいの所が入るかは、リンク先で確かめてくれ。
住まいの害獣被害が気になる方へ
今の不安に合う相談先を、
落ち着いて選べます。
「早く見てほしい」「費用が心配」「再発を防ぎたい」。気になることから、各社の対応内容を確認してください。
※掲載順はランキングではありません

できるだけ早く状況を見てもらいたい
被害が広がる前に、まず訪問できる時間を確認したい方へ。


誰が家を施工するのかまで確認して選びたい
関東を中心に、調査から施工まで直接相談したい方へ。


見積もり後の費用や再発が心配
料金条件と侵入口対策を一緒に確認したい方へ。
ネズミ駆除が成功しないときの、よくある質問


- 超音波の機械を、置いたままにしておいていいですか?
-
製品によって違うので、効かないと言い切ることはしない。置いたまま様子を見る場合も、跡が止まったかを、①-3の表で見てくれ。入口をふさぐ作業は、別に必要だ。
- バルサンで、ネズミは駆除できますか?
-
バルサンの公式サイトの効果・効能に、ネズミは書かれていない。箱の表示で、何の駆除に使う製品かを確かめてくれ。ネズミが出ているなら、使う前に、入口と跡を②で見直したほうがいい。
- 毒エサ(殺鼠剤)を置けば、成功しますか?
-
クマネズミは食べにくく、薬に強い個体もいる、と台東区の資料にある。薬は補助の手段で、環境を変えない限り、効果は一時的だという。置き方は書かないが、使うなら製品の表示を守ってくれ。
- 業者に頼めば、成功しますか?
-
言い切れない。成功を分けるのは、入口をふさぐ作業と、作業のあとの確認が入っているかだ。見る3つは、④-3にある。
- 業者に頼むと、いくらかかりますか?
-
家と被害で変わり、調査のあとの見積もりで決まる。料金の決まり方は、一軒家のネズミ駆除の料金の記事にまとめてある。
アズサポートは、ネズミ駆除のページに、基本施工費用とオプションの料金表を載せている。見積もりのあとに費用が増える場合は、想定した作業範囲を大きく超えるときなどで、事前に説明する、と案内している。対応は40都府県で、お住まいの所が入るかは、リンク先で確かめてくれ。
まとめ|道具を替える前に、原因を3つに分けて見る


ここまでの話は、3つにまとめられる。
- 道具を足す前に、跡の近くのすき間と、食べ物を見直す
- 追い出したら、手の届く入口をふさぐ。見えない所は、調べてもらう
- 捕った数でなく、新しいフン・音・かじり跡で確かめる
今の状態に近い行から、今日やることを選んでくれ。
全部やる必要はない。今の自分に近い1行から進めればいい。
ここまで試したなら、原因はかなり絞れている。道具をもう1つ買う前に、入口と餌を見直し、見えない所は調べてもらえばいい。
ペスコンproは、事例の画像に写真での報告を載せ、定期点検やアフターサービスも案内している。写真で見せてもらえれば、作業のあとに跡が止まったかを、自分でも確かめやすい。
対応は首都圏が中心で、お住まいの所が入るかは、リンク先で確かめてくれ。



道具を替えたって、入口が開いてて餌があるうちは同じだ。原因が見えねえなら、入口と種類を見てもらってくれ。


